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2024年05月30日

初めてのPTA 実際PTAって何するの?

こんにちは。パパママレポーター、小1・年長・2歳児の母のむらいまさこです。
上記のとおり、この春、第一子が小学校に進学しました。そして初めてのPTAを経験することになりました。ちなみに環境文化部、ベルマーク係です。
しかしPTAってやったことないといまいち負荷の程度や内容が分からない。
ということで、今回は「PTAってそもそもどんな団体なのか、実際の負荷の程度はどうか」について情報提供していきたいと思います!



1)PTAとは? 加入者は?




初めてのPTA 実際PTAって何するの?



PTAはParents and Teachers Associationの略で、直訳すると「両親と先生の会合」。つまり親と先生で協力して子供の教育を行うための組織のことで、公益社団法人日本PTA全国協議会の定義では『社会教育団体』とされています。これは子供たちの健全育成のため、子育ての当事者同士が連帯し、先生方とも子供たちを取り巻く状況・情報の共有をしながら学び合える場が必要となり誕生したという経緯があるからです。
PTAの加入対象者は、その学校に子供を通わせている保護者と、教職員です。子供は加入対象者ではなく、支援の対象になります。したがって保護者がPTAへの加入を拒否したとしても、子供にその不利益が及ぶことはありません。
なお、原則としてPTAへの入・退会は加入対象者の自由意思にゆだねられています。



2)PTAとして活動するメリットとは?




PTAとして活動することでのメリットは、主に次のようなところだと考えられます。

●教育環境の改善


PTA活動を通じて学校の設備や教材の改善をサポートできます。これは直接的に子供たちの学習環境の向上に繋がります。例えば私も担当するベルマーク活動は学校の備品購入に充てる資金調達になるので、ダイレクトに影響を感じることができます。


●教育プログラムの充実


実は子供に関する自治体の審議会の委員などにもPTAの役員が選出されています。自治体の教育方針について親の視点から意見を述べる機会があることで、教育内容の質が高まることが期待できます。


●学校・先生方とのコミュニケーションの機会増加と信頼関係の醸成


PTA活動に参加することで、教師と親の間のコミュニケーションが活発になります。そのため、子供の学習や生活面での課題について早期に情報共有ができます。また、子供のクラス担任だけではなく、各行事への参加を通じて接点のない先生方ともかかわることができます。複数の先生方とコミュニケーションをとれる環境を持つことは複数の意見を聞くことができるということであり、子供に関する悩みの相談をする相手が増えることは親としての負担を低減させてくれます。


●保護者間のコミュニケーションの機会増加と信頼関係の醸成


PTA活動は他の親と定期的に交流しながら行われます。そのため、信頼関係が築かれたり、様々な考え方、価値観に触れることができます。小学校は幼稚園・保育園と異なり、保護者と教師が密にコミュニケーションをとる機会は少なくなるため、保護者とのコミュニケーションの重要性が増します。活動を通じてコミュニケーションを自然に持つことができる利点はPTA活動の大きなメリットといえます。


●子供の成長を近くで見守ることができる


PTA活動には直接子供の授業の補助を行うものもあります。また、学校行事やイベントに積極的に関与することが求められる(運動会等の設営など)ので、子供の成長や活動を直接見守る機会が増えます。

そのほかにも、PTAに参加することで自身のスキルアップやコミュニケーション能力の向上、コミュニティの獲得など様々なメリットが得られます。これにより、子供の成長をより良い形で支えることが可能となります。




3)PTAとして活動するデメリットとは? 対応方法はあるの?




とはいえ、PTA活動に対してデメリットがあると感じる方も多いでしょう。活動にあたって想定されるデメリットは下記のようなものがあります。

●不定期に時間拘束される


PTA活動は様々な背景を持つ保護者が協力して行うものです。また、学校も含め行政とともに行うものも多々あります。そのため、会議の時間の設定や開催頻度をすべて自分たちの都合で決定できるわけではなく、参加前に「いつ、どれぐらい、どの程度の時間を拘束されるか」は経験者でも読み切れない部分があるようです。

ご参考まで、私が参加しているベルマーク係では4~5月で2回の会合(1回2時間程度)を持っており、時間帯は平日日中で行われています。これは今年度の係のメンバーが参加できる日時で調整した結果ですが、日中に出てくることが難しい方は抵抗感を感じることが予測されます。ただし、逆に言えば調整はできるので(また参加がどうしても難しければほかで貢献することもできるので)、その意味では柔軟性があるといえます。


●初対面の人同士で行うことも多いのでコミュニケーションコストが高い


PTA活動に対するスタンスは個々人で異なります。「積極的にやりたい人」「やってもいい人」「いつかやらなければならないなら自分のタイミングでやることにした人」「やりたくないが選ばれてしまったのでやる人」など様々なメンバーで一年間活動していくので、個々人の能力や使える時間などの調整も含めたコミュニケーションを行うことは難易度が高いと考えます。
私の場合は本当に皆さん初対面でしたが、LINE交換がスムーズにできてからはチームとして動けている実感があり、それぞれ得意分野もなんとなく自己開示できているように思います。そうすると自然と「これは私が」「これはこちらで」のような分担もでき、とても動きやすくてチームの皆さんに感謝しています。


●やったことがない活動は勝手がつかめず負担感が分からない


PTA活動に限りませんが、未知の活動へ取り組むことは少なからず負担になるものです。PTA活動においても、ベルマーク係はやったことがあるが他の活動は分からない、という場合は抵抗感を感じる場合も多いそうです。
これについては経験者に口頭で聞くと一番流れが分かります。仕事でも文書だけでは引継ぎが難しいですが、PTA活動の場合は学校・年度によっても微妙に異なるケースもあるようですので、直接経験者に聞けるとよいでしょう。その意味でも聞ける相手を増やすことは重要です。
私の場合は、同じ学校にすでに子供を通わせている親御さんに積極的に教えていただき、とても参考になりました。特に新一年生の親は環境の変化が大きかったため、事前情報を得られたことは負担感の解消につながったように思います。



4)PTA 活動については積極的な事前の情報収集を!




PTA活動は不透明なところも多く、負荷の大きさが強調される面もあるように思います。そのため心理的にも「貧乏くじ」な感じを覚えるのは否めませんが、どうせやるならやりたいもの、やりやすい役を選ぶという考え方もとれるのではないでしょうか。そのためにも、事前に情報収集を積極的に行いたいものです。自分の子供の通う学校のPTA活動の詳細はインターネットで開示されているケースは少ないと思われるため、普段からアンテナを立てておくことも大事だと感じています。パパママレポーターもこうした情報収集の場であり仲間として、とても大事な場所だと実感しています。




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Posted by とよはしパパママレポーター at 14:00 │行政・知識子育て体験談むらいまさこ