2021年09月16日
最初の一歩のハードルが高すぎる! でも療育ってこんなに心強いんです
我が家の自閉症くん、通常の園と並行して、療育施設である児童発達支援事業所に通い始めてまもなく1年になります。
今現在、母である私は通わせて良かった!と心から思っています。
療育って何?
療育とは、障害のあるこどもの発達を促し、自立して生活できるように支援する取り組みです。
親が自宅で取り組むほか、医療施設や児童発達支援事業所へ通所し、集団若しくは個別で行われるのが一般的です。
通所を希望する場合、ここ豊橋市では受給者証を取得する必要があります。
療育って具体的には、どんなことをするの?
今回、写真をご提供頂いた豊橋市内にある児童発達支援事業所のてらぴぁぽけっとさんを例に見ていきましょう。
1日の流れ(一コマ2時間)はざっとこんな感じです。
★リズムウォーク★
★はじめの会★
★個別支援 and/or集団活動★
★かえりの会★
ぱっと見、知育玩具も一般玩具も充実の楽しい園。
事実、我が家の兄弟児である弟くんは「一緒に行きたい」と毎回泣きます。
異なるのは集団生活ではなかなか対応の難しい、
・先生方が子供一人一人の困り事を理解し気持ちを受け止めている
・それが少しでも改善されるよう遊び方にも工夫がある
・辛抱強く待ってくれる
・無理強いはしない
・環境にも様々な工夫や配慮がなされている
ことでしょうか。
例えばコレ。某オシャレ家具屋のチェア。
※夫曰く、サイヤ人乗ってるヤツ。
ただ座ってくつろいだり遊ぶ為だけでなく、パニックになった子が落ち着けるよう緊急避難場所の役割も担っています。
療育を実際に受けた感想は?
この1年の成長が、療育によるものなのか、それとも元々の本人のポテンシャルによるものかは正直わかりません。
それでも場面緘黙症を疑うほど外では話さなかったのが、今では随分おしゃべりするようになりました。
ご褒美を目標に、何かを頑張ったりお手伝いすることも増えています。
そして、仮に成長は見られなくとも、家庭以外に子供自身が安心できる場所があるというのはとても重要です。
何よりも、子供の特性を理解し親の疲弊した気持ちにも寄り添ってくれる場所があることの心強さ。
療育(施設)に助けられているのは親の方かもしれません。
最後に
我が子の発達に悩んだとき、ググって行き着くワードが「療育」、というパパママは多いのではないでしょうか。
療育を受けるためには、諸々の手続きが必要です。そして、その手続きがけっこう大変だったりします(特に、子供の発達に心折れた状態では)。次回、タイトルにつけた「最初の一歩のハードル」である諸々の手続きについての体験をお伝えできればと思っています。
※受給者証を取得して初めて通所できる児童発達支援事業所ですが、今回ご協力頂いたてらぴぁぽけっとさんでは取得前でも相談、見学、若しくはここ豊橋市での受給者証の取得ステップetc.を分かりやすくご説明頂けます。
意を決して発達相談をしたのに、診察は半年以上待ちでモヤモヤ、というパパママは、先に療育施設を訪れることで今後やるべきことが見えてきて、心の霧が晴れるかもしれません。
てらぴぁぽけっと
障害種別 発達障害 身体障害 知的障害
受け入れ年齢 未就学
専門スタッフ 保育士・幼稚園教諭 理学療法士 児童指導員
支援プログラム 応用行動分析(ABA) 個別療育 集団療育